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感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

「医学と芸術展」が意外にも・・・

三が日に開館している博物館・美術館で、やや興味を惹かれた
ものがこの展示だけだったので、年明け3日に赴いた。


六本木ヒルズ森タワー53Fなどといふ、小洒落た場所にある
森美術館で開催中の「医学と芸術展
入館料¥1,500。まあ仕方ないギロッポンだし。


サイトを見た限りでは、主に英国のウェルカム財団所有の
医学資料から現代美術(森美術館は、基本的に現代美術を
展示する美術館のようだ)まで、レオナルド・ダ・ヴィンチ
の解剖図を含め盛り沢山の内容。



あまり期待しないで行ったせいか、意外にもとても面白かっ
た。前近代における、人体解剖図の西洋と東洋の相違がはっ
きり分かるし(東洋の図は稚拙)、17・18世紀の象牙製ミニ
チュア人体模型は可憐で楽しく、現代美術作品の隣に18世紀
頃のレントゲン装置があり、ベタだが「おおーどっちも現代
美術作品と言われても分からんな」と思ったり。



義足、ガラス製の義眼、貞操帯に男性自慰抑制装置(!)、
そして最も吃驚&面白かったのが、30秒見つめていると変化
する胸像。何の変哲もない、目を閉じた女性の石膏像を、30
秒凝視していると…おおっと!一見の価値あり。
ガラス製の現代アート「インフルエンザウイルス」
可愛いトゲトゲ。


館内は広いし、一人でも家族連れでも十分楽しめる内容で、
久し振りに見て良かった、と思う内容の展示だった。
面白かったので図録を買おうかと思ったら…¥3500…。
まあ仕方ないズーヒルギロッポンだし。
帰りに、ついでだからヒルズのてっぺんまで登ってみた。
高い&寒い。東京を一望。チケットを見たらこの展望台
は深夜1:00まで開いているらしい。警備の人がずっと立っ
ているが、大変そうだ。



その後よしながふみ著『愛がなくても喰ってゆけます。
で紹介されていて、以前から行きたかった池袋の
中国茶館2号館」に行き、90分点心食べ放題を所望。
途中、なかなか注文したものが出てこなかったりして、
あ。あまり食べて欲しくないのねー、という場面があ
りながらも、しばらく餃子とかシュウマイとか結構で
す、というくらいに食べてしまいました。
そして、最後にウーロン茶ゼリーと桃まんじゅう
噂通り美味しゅうございました。



贅沢な年明け。