2009年12月25日
Ryuichi Sakamoto playing the piano
コンサート、今年二度目。
今回はヨーロッパツアー後の凱旋公演、そして
「featuring Taeko Onuki」。本当は翌日(土)か
翌々日(日)が良かったのだが、25日(金)しかチケットが買えませ
んでした。場所は東京国際フォーラムホールC。
開演時間5分過ぎ頃、暗闇の中から始まる。『Out Of Noise』
から数曲。しかし、途中からばたばた人が入って来て集中出来
ない。後から知った(教授の発言)が、鉄道事故があって遅れ
たらしい。それにしても初めから終わりまで、とにかく観客の
咳がひどい。
大貫妙子様登場、可愛らしい衣装が大変お似合い、
コケティッシュです。でも性格はさっぱりとして男前。
「ター坊」様をLIVEで拝聴・拝見するのは初めてですが、
陶然とする程美しい歌声です。『色彩都市』は好きな曲
の一つですが、教授の編曲というのがまる分かり(珍しく
ドラムも担当)の曲です。
同じアルバム(『CLICHÉ』1982)の『黒のクレール』も好きです。
とにかくター坊様のアルバムの多くのアレンジを教授が手掛けて
おられます。『突然の贈り物』(『MINONNE』 1978)然り。
あー『幻惑』(『SIGNIFIE』1983)も聴きたかった…
そして、『ラストエンペラー』の後に「戦メリ」です。
何たって当日ですし。前回は、もし演奏されたら号泣してしまう
のでは、と思いましたが、2回目であることと、演奏中でも止ま
ない咳で気が殺がれたためか、そこまでの感情の高揚はありませ
んでした。
曲→教授、歌詞→ター坊の盟友コンビの新作曲。
正直私にはピンと来なかったです。
教授は向かって左側(私がいる席の方)にはとにかく、わざと
避けているとしか思えないくらい一顧だにしなかった。何故だ
ろう?こちらの方の前の席に、理由は不明だが空席が目立って
いたからだろうか?分からない。前回より少し近くから垣間見
えた横顔は、悪相めいて見えてしまった。
そんなホワイト&ブルー(意味不明)な降誕祭でした。