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感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

SWAクリエイティブツアー2022

2022年4月14日(木)

 

「SWAクリエイティブツアー2022」

 @新宿シアタートップス

 

柳家喬太郎『当世女甚五郎』

三遊亭白鳥日本海の英雄』

~仲入り~

林家彦いち『ごくごく』

春風亭昇太『ロマンス恋泥棒』

 

 

チケットをゲットしていたにもかかわらず、
仕事その他で2回行けず(リセールと正規譲
渡で無事行き先は決まった)、次は買えず、
で今回ようやく行けた。感慨無量。

 

小劇場の聖地と称される新宿シアタートッ
プスは初だったが、まったく意識したこと
がなかった。大変観易く聴き易い劇場だ。

 

今回のテーマは「秘密」とのこと。
開演前、終演後に流れるネタに因んだ映像
がとても楽しい。


白鳥師の「定吉」云々は酔っ払いの戯言と
ご自分で言うような直球下ネタだが、だい
ぶ前に故・赤塚不二夫がTVの密着ドキュメ
ンタリー番組か何かで、酔っ払って同じよ
うに”命名”して腹話術のような悪ふざけを
していたことを思い出した。一緒にいたお
仲間がひっくり返って爆笑していた。

何故記憶に残っているのか不明だが、おそ
らく疎外感を強く感じたからだと思われる。
老若問わず男性特有の連帯意識というのか
仲間意識に対して、子供の頃から二重の意
味で疎外感を感じるのだ。
人として、異性として。
下戸だから酔っ払いの”ノリ”も分からないし。

ホモソ―シャル、の一言では片づけられな
い強靭な結びつき。
今は女性にもシスターフッドという概念が
確立しているが、その領域はほとんど聖域
で近寄りがたいのだ。

ロックバンドに喩えればローリング・ストー
ンズのライブに行ったのと同じわけで、ただ
その場にいられただけで幸甚である。
強いて言えば最もテーマに沿って手堅かった
のは彦いち師だったと思う。
言わずもがなだが個人的見解だ。

次回は7月。果たしてチケット争奪戦に勝てる
だろうか?