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感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

立川談春独演会 2018 @なかのZERO

2018年7月10日
立川談春独演会 2018」
  @なかのZERO大ホール




立川談春
厩火事
~仲入り~
『たちきり』

 



何やら最近多い気がする、急遽決まった都心の
単発独演会。


厩火事』。
実に初めて拝聴したようだ。何となく拝聴した
ことがあるような気になっていた。
個人的趣向として、旦那の方の気持ちになって
しまう。
ああっ、青磁の皿(ってやっぱり中国の龍泉窯あ
たりのか?とか)!


『たちきり』。
線香の話を始められた時、え、もしかして?と
思ったら、やはりそうだった(通ぶりたいひとは、
出囃子の三味線が生だったから、やっぱり、と
か言うわけである)。太田そのさんだろうか?


ものすごく久し振りに拝聴した。
2010年3月、初めて談春師の独演会に行ったとき
に拝聴して以来だ。


どうしてもうまく乗れない悲恋ものとか人情もの
の機微...
その上談春師の眼にも涙。何か反応しなければ、
と思いながらも、気持ちはどんどん冷めていく。
客の反応の幅も広すぎる。隣のあからさまにバブ
ル世代のカップルは、タオルハンカチを共有して
涙を拭っているし、斜め後ろの席のおっさんは鼾
かいて寝てるし...



終演後、特に話もなく、舞台右袖に「幕ちゃっ
ちゃと下ろして」という合図。
幕が下りる寸前、何か言って笑っておられたが、
はっきり聴こえなかった。何て言っておられた
のだろう...