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感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

立川談春独演会2018@板橋

2018年5月27日
立川談春独演会2018」
 @板橋区立文化会館大ホール




立川談春
『鰻の幇間
~仲入り~
『文違い』





東武東上線の「大山」という駅に、恐らく
初めて降り立った。

マクラ。御幼少のみぎり、板橋区→埼玉県
戸田市に移ったとき、苛められた、という
エピソード。
さらっと語られていたけれど、辛かったに
相違ない。身につまされてしまった。

『鰻の幇間』。
もしかして談春師では初めて拝聴したかも
しれない。
如何にして論理的でくだくだしく「愚痴」
を語れるか、といった態の妙技。


「漬物がキムチって、どういうことだ?
有り得ないだろ!」ということが、最近
自分にリアルに起こったことだったので、
可笑しかった。
昼に定食屋さんで食べた鶏のから揚げ定
食についてきた漬物が、キムチだったの
だ。苦手だから残してしまったが。

『文違い』。
何度か拝聴したことがある。
話主が輪舞のごとくくるくる替わる、構
造的に面白い噺だ。

何故この演目だったかというと、板橋→
岡場所だったから、ということであるら
しい。

久し振りに拝聴した長講二席。
偶にはこういう感じも良い。

終演後、いかにも「下町」な風情の私鉄駅に
て某へヴィ・メタル誌編集長のお姿を発見。

一方の隣席がまた
空席だったんですけども、
偶然ですよね?