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感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

第十五回玉川太福”月例”木馬亭独演会

2019年1月6日
「第十五回 玉川太福”月例”
      木馬亭独演会」

  @浅草木馬亭




玉川太福・玉川みね子
『年末身辺雑記 みんな大好き!』
寛永馬術 愛宕山 
梅花の誉れ』
~仲入り~
男はつらいよ 第一作』(通し)



新年最初の木馬亭独演会は、
昨年で終了した「月刊太福マガジン」の
スタイルに則った一席から。

平成30年度文化庁芸術祭新人賞は、
関東で東家一太郎さん、関西で真山隼人さん
いずれも浪曲師が受賞するという快挙だった
が、これは平成29年度に同賞を受賞された、
太福さんが先鞭をつけたことは確かだ。
審査員に、浪曲に明るく、推す人物がおられ
るのだろうか。

二席目で、一席目において嘆きの対象であっ
た某二ツ目講談師への嘆きが馬に乗り移った
格好になった。その馬は、某二ツ目講談師が
かける『寛永宮本武蔵伝 「狼退治」』の可
愛子ぶりっこ狼に匹敵する可愛さの「嘆きの
馬」だった。

初めて手ぬぐいを購入させて頂いたが、
太福さんを象徴する事象の文様(自転車など)
が染められていて可愛らしい手ぬぐいである。

CDを買うとポスターが頂けるとのことだったが、
既に購入済みで、2枚以上買える財力もないの
で端から諦めていたが、結局欲しい人が持ち帰っ
ていいことになった。

妙齢の女が「欲しいです!」と目をぎらつかせて
言うのもどうかと思ったので我慢した。妙齢では
なくても、こういう時ちゃっかりもらえるような
性分ではないのは確かだ。

翌日は仕事なので、粛々と直帰。