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感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

KING CRIMSON JAPAN TOUR 2018

2018年11月28日
「KING  CRIMSON  UNCERTAIN  JAPAN
                         TOUR  2018」
Bunkamuraオーチャードホール




SET  LIST  :

 

第1部
01. Larks' Tongues In Aspic Part Ⅰ
02. Peace - An End
03. One More Red Nightmare
04. Red
05. Cadence and Cascade
06. Larks' Tongues In Aspic Part Ⅳ
07. The Letters
08. Sailor's Tale
09. Moonchild
10. Bass & piano cadenzas
11. The Court of the Crimson King
12. Radical Action (To Unseat the Hold
                               of Monkey Mind)

13. Meltdown
14. Radical Action II
15. Larks' Tongues In Aspic Part Ⅴ
                                    (Level Five)


第2部
16. The Hell Hounds of Krim
17. Discipline
18. Neurotica
19. Epitaph
20. Easy Money
21. Indiscipline
22. Starless

---encore---

23. 21st Century Schizoid Man




前回の来日から3年。意外と短いスパンでの来日。



それにしても、やはりトリプル・ドラムはやり過ぎ
だと思う。過剰感が半端ない。せめてツインが妥当。

活動停止状態のPorcupine  Treeのメンバーである、
Gavin  Harrisonが今回もドラムの一人だったが、
前回の来日時にも披露された圧巻のドラム・ソロが、
アンコールの「スキッツォイド・マン」でまたして
も怒濤のごとく展開された。息を呑む、というか、
四肢が弛緩するぐらいに素晴らしかった。

前回の来日時には、Starlessひとつとっても感動の
あまり涙を禁じ得なかったが、今回はさすがにそ
ういうことはなく、どちらかと言うと確認作業の
ような意味合いにしかならなかった。

相変わらず終始座りっ放しのおっさん・おばはん
に辟易しつつ、こんなだから、つい何週間か前に
来ていたSteven  Wilsonに、「日本人の客は何で
座ってるんだ?キング・クリムゾンのコンサート、
じゃないんだから」とか言われてしまうわけだ。

演奏者が70歳越え、となると、もしかしたら今回
が最後の来日なのでは?という「ラスト商法」に
踊らされている感が無きにしもあらずだが、次は?
と考えると、なかなかに悩ましい。

その前に自分自身がどうなっているかも分からない
年齢に達していることも確かではあるが。