Impression>Critique

感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

今年最後の立川志らく独演会

2012年12月23日
リビング落語会「今年最後の立川志らく独演会」

@よみうりホール




談志の「芝浜の会」を志らく師が引き継いだ形の独演会、
2回目。


ある理由で、とにかく大慌てで電車を乗り継ぎ、10分ぐら
いの遅刻で滑り込んだ。
マクラは最後の方しか聴けなかったが、噺は全部聴けた。



『らくだ』
~仲入り~
『芝浜』




『芝浜』は正直食傷気味。志らく師のおかみさんは前回と
同じく幼い感じ。夫婦と言うより父娘みたいだ。



しかしこの独演会は、「見届ける」ことに最大の意義がある。
来年も同じく12月23日に開かれることに決定しているそうだ。
ベートーヴェン「第九」と同じようなものになるのだろうか。
あるいは…それも含めて楽しみだ。



パンフレットに「今回は卒談志がテーマ」とあった。
「談志と同化する」とは、どういうことなのか。
談志との自己同一化・・・ものすごく難しい試みのように思える。
原発と同じで急に談志を無くすことは出来ない。」
という言葉がツボった。



『らくだ』は、20日談春師がかけたそうで、そっちの方が
聴きたかった。来年1月から始まる「デリバリー談春
(「アナザーワールド」は終わったみたいだ)、
唯一行けるのが練馬で『芝浜』…って。
年頭に『芝浜』ですかーうーんそこはかとない違和感。