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感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

Et, contre toute attente

2011年8月10日

月刊談笑 8月号 「お暑い盛りです・・・」
北沢タウンホール



談笑
師匠の独演会に赴くのは二度目。頑張れ未だよちよち歩きの
落語ファン。などと自分を叱咤しつつ向かった下北沢



とにかく猛暑。あっちーい。汗ダラダラ。

開口一番。談笑師匠の二人のお弟子さんの一人、
立川笑二さんで『道灌』



立川談笑
師匠登場、『青菜』。好きな噺の一つです。

続いて『たがや(屋)』。夏だなあ・・・



橋の上玉屋玉屋の人の声
 なぜか鍵屋といわぬ情(錠)なし
(昔玉屋と鍵屋の二軒の花火屋があったが、玉屋は天保十四年
五月、将軍家慶公が日光に御参詣のとき自火を出したため、
お取り潰しになった。しかし花火では何故か相変わらず「玉屋」
と声がかかる。それを同情した狂歌)



仲入り後、『お化け長屋』



そして最後に落語評論家の広瀬氏(へヴィ・メタル誌「BURRN!」
の編集長)との対談があるとのこと。広瀬氏によると、何と先日
志らく師は後半のサゲまでやって、それも同じくあの粗暴な職人
を「らくだ」の設定にしていたらしい。あー。そっちの方が聴き
たかった…



終演。疲れてすぐには動けず、出るのが最後の方になってしまった。
出口の所で、眼鏡かけたスタッフ?の男性が、帰る客一人一人に頭
を下げて「有難うございましたっ」とか言っている。しかし私には
「…?(無言)」。で後ろの人に「あっいつも有難うございます!」。
正直白ける。



タイトルは、「あらゆる予想に反して」「まったく意外な事に」と
いう意味。「想定外」ってやつです。