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感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

志らく・談笑二人会

2012年1月20日

「Tatekawa Blood 立川志らく立川談笑 二人会」
ゲスト:松元ヒロ
調布市グリーンホール 大ホール



立川らく兵『たらちね』
立川談笑金明竹』『イラサリマケー』
~仲入り~
松元ヒロ『スタンダップ・コメディ
立川志らく『浜野矩随』



思ったより前の方の席だった。
らく兵さん、またしても高座中に「みーみー」と機械音。
「今のうちにマナーモードにして下さい。前座はこれを
言うためにある!」客席から拍手。


その機械音は前席のお爺さんの補聴器の異音だった。
マナー云々の問題ではないので気の毒だった。
らく兵さん、「えーっと何だったっけ」。
この流れもはや芸風か。



談笑師のマクラは談志家元で「ライ坊」の話。
金明竹は関西弁ではなく津軽弁バージョン。
確かに関西弁より「何言ってんだコイツ」感が増して、
面白かった。



松元ヒロ氏は、ザ・ニュース・ペーパーに在籍していた
が、今はピン。談志家元がすごく気に入っていた芸人さん。
過激な芸が売りで、右翼に狙われたりしているらしい。
この日はさほど過激というわけではなく、談志家元の
思い出バージョン。



志らく師のマクラも家元。真似など入りながら。
『浜野矩随は何度目だろう。
いつもこの噺のオチの後に言う言葉(「頑張れこぶ平」)。
もはやこの言葉が志らく師の『浜野矩随』のオチに
なっているような・・・