Impression>Critique

感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

玉川太福の浪曲入門その14

2018年4月7日
玉川太福浪曲入門その14」
 @ミュージックテイト西新宿店




天中軒景友・沢村美舟『八丈島 宇喜田秀家』
太福・景友・若林(中川原屋)氏「トークコーナー」
玉川太福・沢村美舟『出世の草鞋』

 


ムエタイラジニーシ(まさかこの名前が出てくるとは。
哲学者って言うより宗教家だけど)でDNA螺旋構造は人
間の楽譜で
フラメンコギター(ジプシー・キングス)で
瞽女結局浪曲、な景友さん。細身の身体に内包され
る凄まじい瞬発力と行動力。単純なのか複雑なのか一周
回って単純(シンプル)なのか…





天中軒雲月師匠に弟子入りしたのが昨年7月。
とてもそんなキャリアとは思えない唸り振り。
少しだけ披露して頂いたフラメンコギターが
また素晴らしく流麗(プロだったんだから当然
だが)。演目はそれぞれが御互いに捧げるもの
だったが、太福さんは景友さんに食われてし
まった感あり…




佐渡島で演芸会の席亭をしていたこともあったという
景友さん。
太福さんと神田松之丞さんの御二人に来てもらったこ
ともあったとのこと。太福さんのTwitterアカウントの
プロフィール写真は、その時のものらしい(たらい舟に
乗っている)。





終演後、見送って下さる景友さん、私服が格好良過ぎ
ます(赤木圭一郎とかそんな感じ)。お約束で言ってお
くけど可愛い奥様、お嬢様がおいでです。その日客席
にいらっしゃいました。





ミュージックテイトに行くと、ついやってしまう他愛
もない妄想遊び。もし幾ばくかのお金があったら、こ
れとこれとこれとあのCDが欲しい…というやつ。
ふと目に留まるさん喬師『白ざつま』。




極個人的に「白薩摩」っていえばやきものの薩摩焼
「白薩摩」でしかないのだが、元々上方落語で『菊江
の仏壇』であるものが、どうしてお江戸に来たら『白
ざつま』(ここでは白色の薩摩絣を指す)に変じるのだ
ろうか。謎である。



最後落語の話になってしまった。