Impression>Critique

感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

市馬 喬太郎 桃太郎 三人会

2011年12月13日

「市馬 喬太郎 桃太郎 三人会」
練馬文化センター小ホール(つつじホール)



春風亭吉好『十徳』

昔昔亭桃太郎『春雨宿』
柳家喬太郎初天神
柳亭市馬『掛け取り』
~仲入り~
トークショー



面白かった。大満足。桃太郎師匠、本当に一流の下らなさ。
噺の途中で、後ろの席の三人連れのおばさんのうちの一人
が盛大に携帯鳴らしたけど、一切無視。おばさん「あら、何
で鳴るの?」って。あなたが電源切り忘れたからですよ。



喬太郎師、前日一門の忘年会だった由で、二日酔い(顔が赤
かった)のご様子。
昼は千葉の高校で一席こなした、とのこと。疲れがピーク
を過ぎたのか、ハイテンションだった。


マクラで「SWA」の話。「お客さんで、白鳥知らない、って
人どれくらいいますか?」おじさんが一人だけ挙手。喬太郎師、
「えーっ嘘だぃ!」と言ってひっくり返る。少しだけ談志家元
の真似(激似)。うれしかった。



市馬師匠、相変わらずの良いお声と、素敵な笑顔。「三橋さん」
版を聴けました。
江戸の風と昭和の風吹きまくり。



トークショーは、もう大爆笑の連続。落語界の内幕。桃太郎師の
独壇場。市馬師は、桃太郎師が大好きらしい。左隣の席のお爺さ
ん、仲入り時に帰ってしまったのだが、何て勿体ないことをする
のだろう、と思ってしまいました。