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感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

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『師匠』 立川志らく(集英社 2023)

『師匠』 立川志らく (集英社 2023) 立川志らく師が「小説すばる」で師匠立川談志との逸話をもとにしたエッセイを連載していることは寡聞にして知らなかった。本書が出ることを知り、志らく師がテレビの朝のバラエティー番組にMCとして出演すると知った時と…

『これやこの』サンキュータツオ随筆集

『これやこの』サンキュータツオ随筆集/サンキュータツオ 株式会社KADOKAWA 2020落語会、演芸会、寄席に足を運ぶようになってから10年程経った。学者と漫才師の二足の草鞋を履くサンキュータツオという芸人さんが、席亭ではなく本来学芸員を表す「キュレー…

『談春 古往今来』

『談春 古往今来』/立川談春 新潮社 2014 落語家立川談春の自選インタビュー記事、エッセイ25編が収録されている。巻末の「独演会リスト」が、ファンにとっては有難い。 粗野なのか繊細なのか。論理的なのか感情にとらわれているのか。複雑怪奇、実は単純?…

『暇と退屈の倫理学』

『暇と退屈の倫理学』/國分功一郎 朝日出版社 2011 「人間らしい生活とは何か?」本書のサブタイトルだが、実に根源的な問いである。 「誰もが暇のある生活を享受する『王国』、 暇の『王国』こそが『自由の王国』である。 誰もがこの『王国』の根本的条件…

『シャティーラの四時間』

ジャン・ジュネ Jean Genet (1910-1986)が亡くなって約四半世紀が経った。最後の「小説」『恋する虜UN CAPTIF AMOUREUX』の和訳版が出たのが1994年、鵜飼哲・海老坂武訳/人文書院出版のこの本は、絶版になっている。 現在新刊書店では、ジュネの作品の単行…