2018年11月5日
「STEVEN WILSON LIVE IN TOKYO 2018」
@EX THEATER ROPPONGI
SET LIST :
(第1部)
01. Nowhere Now
02. Pariah
03. Home Invasion
04. Regret #9
05. The Creator Has A Mastertape
06. Refuge
07. People Who Eat Darkness
08. Ancestral
(第2部)
09. Arriving Somewhere But Not Here
10. Permanating
11. Song Of I
12. Lazarus
13. Detonation
14. Vermillioncore
15. Sleep Together
アンコール
16. The Sound of Muzak
17. The Raven That Refused to Sing
活動休止状態のPorcupine Treeとして来日して
以来12年。ようやく。やっと。ソロ・アルバム
「To The Bone」名義のツアーの中に日本も入
れてくれた。感涙。
EX THATER ROPPONGIは、志の輔師の独演会
に来て以来、音楽のライヴで来たのは実に初めて
である。
ベースは元カジャ・グー・グーのニック・ベッグス。
もうけっこうな御歳のはずだが、相変わらずお美し
く、とても同じ人類とは思えない。外見だけではな
く、テクニックも素晴らしい。
しかしどういう経緯でウィルソンと繋がったのだろ
うか。
割と理論派なのでマクラ(マクラ言うな)も理屈っぽい。
リクエストは受け付けない、オレらはジュークボック
スじゃない云々、25歳以下の人どれくらいいる?
ギターの歴史を語り出したりなど。
3時間の長丁場だからか、15分のお仲入り(お仲入り言
うな)があった。そして始まって出て来たら、キレ気味
に、日本人の客は静かだ、恥ずかしいのか、なんで座っ
てんだ、キング・クリムゾンのライブじゃねえんだから、
座ってたらやんないぞ(多分に意訳含む)、と冷たく言い
放ち、ようやく全員スタンディングしたわけです。
最初からスタンディングのホールでやってほしかった。
Porcupine Tree時代の曲もけっこうやってくれた。
The Creator Has a Master Tapeの時なんか立ちたく
てしょうがなかったが、周りが皆座ってるので一人だけ
立つなどということは恥ずかしくて出来るわけもなく。
そしてアンコールを含み怒濤のパフォーマンス。アタマ
から爪先まで痺れっぱなし。明日は違う曲やるから、っ
て行きたいけど行けるわけない。最後に投げキッスをし
て去るウィルソン。
えっ私にですか?(御約束)。
座席の位置はほぼセンター、ウィルソンとばっちり対峙。
どういうポリシーか分からないが、いつも裸足でパフォー
マンスするウィルソン氏は、一昨日の11月3日(日本では建
国記念日)がお誕生日。
花も恥じらうアラフィフ世代。しかし外見は12年前とほと
んど変わらない。髪はサラサラロングではなく、OLみたい
な髪形だったが。
いずれにせよ、内心爆発が立て続けに起こっているかのよ
うな、刺激的で現実から乖離して浮遊しているがごとき、
の夢心地の一夜だった。