2014年8月15日
SONIC MANIA2014
@幕張メッセ
<CRYSTAL MOUNTAIN STAGE>のみ
PM22:00～23:00 KRAFTWERK
AM0:00～1:00 サカナクション
AM1:30～2:50 KASABIAN
AM3:15～4:15 MOGWAI
終戦の日に、毎年恒例のガキんちょのお祭りに初参加してみた。
この「SONIC MANIA」はメインイヴェントである「SUMMER
SONIC」の前夜祭的な位置づけの、オールナイトイヴェントで
ある。
一番のお目当てはKRAFTWERKだったが、次にMOGWAI、とそ
れぞれそれなりに興味があるラインナップだったので、武蔵野
線でえっちらおっちら1時間半ぐらいかけて千葉くんだりまで
出かけたわけだが。
結論として、二度と行くまい、と思った。Porcupine Treeか
Steven Wilson、RadioheadかThe Cureでも来ない限りは。
KRAFTWERK。3Dライヴは去年赤坂BLITZの単独に行ったので、
行く必要はなかったかもしれない。正直食傷気味ではあった。
多少曲のアレンジがあったが、単独の時の方が良い感じ。
『Pocket Calculator』が始まった途端、20代後半～30代前半の
男三人組に割り込まれた(いずれも外見・中身共に大変残念な輩)。
それ以降しらけてしまい、まったく乗れなくなってしまったが、
ラルフ・ヒュッター氏が日本語で「坂本龍一さんの回復をお祈り
します」と言って、『Radio-Activity』を演奏し始めたのが印象的
だった。
サカナクション。一度ライヴで聴いてみたいと思っていた。
ＤＪセットで始まったので、違うステージに来てしまったのかと
思った。さすがに遠慮して後方に立つ。
ファンが一体化して踊る共通の「振り付け」が、可愛いお猿さん
みたいで、愉しい。演奏はアグレッシヴな中にも品があって良い
(女性が二人いるからだろうか)。
KASABIAN。アメリカっぽいと思ったらブリティッシュでOASISを
崇拝しているとのこと。だからかどうか分からないが、音に個性が
あまり感じられないような気がした。しかし最近の曲『eez-eh』の
PVで、Talking Headsの『Life During Wartime』をまんま使っていた
りして、面白いバンドではある。で、この時も男に割り込まれてい
まいち乗れず。でもライヴ自体は愉しかった。ヴォーカルのトム・
ミーガンが、ずっと「Tokyoトーキョー！」と叫んでいたが、すみま
せん、あいにくここは千葉でありんす、と心の中で突っ込んでいた。
ここでφ(｀д´)ﾒﾓ。最近のライヴの主流は「ジャンプ」。
MOGWAI。ヴィジュアル的にはとても落ち着く＆安心するメンバー
の方々。ライヴは初めてだが、素晴らしかった。早朝(とは言え室内
だが)、正に音の洪水に身を任せ、痛いくらいの音の飛沫を全身で受
け止める感覚に陶酔。音響はあまりよろしくないが。
MOGWAIは、「ポストロック」というジャンルに属するバンドのよ
うだが、Cocteau Twins、The Durutti Columnの轟音ギターがさらに
過激になったような音、と言えば適っているだろうか。次は是非単
独ライヴに行きたい。
帰りの海浜幕張駅は、始発の電車に乗ろうとする客で大混雑。
JRは入場制限をし、入口封鎖。イライラが募る中、抜け駆けして
JR職員の制止も聞かず突破するのは決まって「日本男児」だ。
偏見を承知で言うが、人が大勢いると平気で傍若無人に振る舞う
様を何回も目にすると、戦争という「行い」は、若い男が率先・
遂行するものなのだな、とひとり合点してしまう。
ようやく制限解除、一斉に場内に人がなだれ込み、パニック寸前。
そんななか、「やばいやばいやばい」「駄目。駄目駄目駄目」
(「日本エレキテル連合」かっ)と言いながら、オーバーアクション
で落ち着いて行動しようとしていた女の子たちは偉かった。
この国の男子はクズだらけだが、女子は捨てたものではない。
武蔵野線で朝帰り。久し振りに徹夜したが、眼が冴えてまったく
眠くない。
両隣の男子はいずれも同じフェス帰りらしく、疲れて寝くたれて
いた。
一方が何度もこっちに倒れてきて頭突きをかますのでペットボト
ルで応戦していたのだが、降車駅３つ前くらいからもう一方も同
じ状態になりかかったので耐えきれず席を立ってしまった。
