2017年8月27日
「第27回 ヨチヨチSWAN」
@お江戸日本橋亭
三遊亭あおもり『(演目不明)』(病院で、危篤状態の
父親が息子に遺言を残そうとして...)
三遊亭白鳥『落語の仮面第8話 高座への螺旋階段』
~仲入り~
『落語の仮面第9話 ふたりの豊志賀』
白鳥師が「勉強会」として大体月イチのペースで行っ
ている独演会「ヨチヨチSWAN」。
満席でぎゅうぎゅう状態であった。
今回は、鈴本演芸場9月中席夜の部主任として開催
する予定の「第2回落語の仮面祭り」に向けて、
内容を練り直された模様。ただし、第9話はかける
予定に入っていない(何故だろう)。
結果、鈴本用に30分に凝縮しようとした第8話は、
時間短縮に失敗した上、内容も寄席向けではなく
なってしまっていた。
(そんな白鳥師がとても好きだったりするわけですが)
一方第9話の方は、以前拝聴した時に比し、然程
内容に変化が見られなかったのが残念だった。
初めて聴くひとは、それは面白かったでしょうけ
れども。
個人的に(という言葉はいかん、というひとがいる
が、何が悪いのか皆目分かりません。放っておいて
くれと思う)、この「ヨチヨチSWAN」は、「過程
の面白さ」が際立っている会と考えている。
テクストの生成現場のダイナミズムを目の当たりに
できるわけである。
そういうことから独り勝手に白鳥師を「ポストモダ
ン落語家、落語界のジャック・デリダ」と呼んでい
るわけです。
特に夏場に思うのだが、男性客で、裸足で場内に入っ
て来るのって、どうなんでしょうかね?
素足であのビニール製スリッパ履くのは不衛生だから
やめてもらいたいし、履かなくても裸足でいるのって
どうなんだ?
靴下ぐらい履いて来いよべらんめえ、と思うのは神経
質なんだろうか。
たかが演芸場じゃねえか、堅えこと言うない、って言
われてしまうんですかね...
しかし私はどこの丸太ん棒か分からん輩が素足で履い
た後のスリッパなんざ履きたくありませんね。
終演後、閉店まで1時間弱あったので、今度こそ千疋屋
フルーツパーラーで桃のparfaitを食べようと思い、
直行したが、桃が売り切れ。じゃ、メロン、と思った
らお値段ほぼ3,000円...愕然として、泣く泣く諦めて帰
宅したのだった。小心者。
気を取り直して、「落語の仮面第9話」を拝聴すると
無性に食べたくなる魚肉ソーセージでも買って帰ろう、
と地元のスーパーに寄り、そう言えば、チキンラーメ
ンも食べたかったんだよな、とカゴに入れるうち、
魚肉ソーセージを忘れてしまった。痛恨。
それで帰宅して夜中にチキンラーメン啜る、って大年
増の女がすることじゃないよな。
もう桃の季節は終わってしまうかもしれないが、次回
こそは何でもいいから食べるぞ、と誓う。
※2021年追記
今やポストモダンも過去の現象と化しているので、
妥当かもしれないが我ながら勘違いも甚だしい。
落語界のジャック・デリダとか>笑