2012年5月26日
鹿島コレクション2「バルビエ×ラブルール」展
@練馬区立美術館
鹿島茂氏(明治大学教授)のコレクション展
(第一回目はグランヴィルだったようだ)。
こんな素晴らしいものをお持ちとは…
垂涎もの。
ジョルジュ・バルビエ。
ピエール・ルイス『ビリチスの歌』の挿絵が圧巻。
「バルビエの濃紺色」とでも名付けたくなるような、
深い深い紺色に魅かれた。
その部分だけ奈落の底に通じているかのようだ。
ジャン=エミール・ラブルールの絵はいまいち好み
ではないが、19世紀末の幻想小説―ジャック・カゾット
『恋する悪魔』やレミ・ド・グールモン、
ヴィリエ・ド・リラダンの著作の挿絵を描いている。
図録はよく出来ているが、3,300円はちとお高い。
しかし入館料は500円、というお手頃価格。
他にポスト・カードとクリアファイルを購入。