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感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

第5回 玉川太福「根津」の会

2018年12月8日
「第5回 玉川太福「根津」の会
      
浪曲に火をつけろ!

 
@BonFire



玉川太福・玉川みね子
『地べたの二人「道案内」』
『忠治山形屋乗り込み』
〜仲入り〜

陸奥間違い』




以前から気になっていた会。
本来9月30日に開催される予定だったが、
台風の影響で延期になった。


購入した2枚のCDにサインして頂いて(名前
を覚えていて頂き感動)、握手(両手で包み込
むやつ)までして頂いた。
真っ直ぐ見られ、正視できず。写真は?あ、
いいです、というのがもはやお約束のやり取
りに…ただのバカなファンでしかない。

懇親会など恥ずかしくて参加できるはずもなく、
逃げるようにして帰る。寒さが身に凍みた。


『忠治山形屋乗り込み』を拝聴して思うこと。
太福さんが某二ツ目講談師に負けない部分は、
身長と浪曲師としての声以外にも確実にある。
それは「侠客もの」。貫禄、と言うと表層的
になってしまうが。


例えば、『天保水滸伝「鹿島の棒祭り」』、
今日の『忠治山形屋乗り込み』を聴き比べれ
ば分かる。某二ツ目講談師のそれに笑う場面
が多いのは、不足分を笑いで補っているからだ。


根津は新旧で趣のある良い所で、
三代目玉川勝太郎師匠のお膝元
であるとのこと。
根津と言えば談志が住んでいたマンションが
あると記憶していたが、地図で見ると会場の
BonFireからほど近い場所にあった。