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感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

第十回 玉川太福”月例”木馬亭独演会

2018年8月4日
「第十回 玉川太福”月例”木馬亭独演会」
 @浅草木馬亭



玉川太福・玉川みね子
『地べたの二人 「湯船の二人」
        「脱衣場の二人」』

三遊亭兼好『たがや』
~仲入り~
太福・みね子
天保水滸伝 「蛇園村の斬り込み」』





記念すべき第10回。
事前にシークレットゲストあり、の告知があった
ためか、普段より客入りが多かったような気がする。

「脱衣場の二人」は、「湯船の二人」の続編的なもの。

「メクリ」がめくられ、兼好師の名前が現れると、
「おおっ」とどよめきが起こった。
太福さんとのご縁は、お住まいが近くて、太福さんが
河原で稽古をしているところに兼好師が通りかかった
り、ということがあるらしい。

自分自身の不調と、会場の空調が効いていなかったた
め、半ば意識朦朧としてしまった。自分の不調の半分
は明らかに自分の責任である。その部分は反省。

終演後、隣に座っていた客が、食べたアイスの袋を、
床に捨てて帰った。

そんなに目くじら立てる必要は無いし、木馬亭の人は、
片付けるからいいですよ、と言いそうな気がするが、
あまり良い気持ちはしない。

太福さんがメディアに出て、芸人さんとして売れてい
くのは喜ばしい以外のことはないが、こういう所から
「綻び」が出来ていくのは、少し悲しい気がした。