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感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

立川志の輔独演会 2018年7月

2018年7月1日
立川志の輔独演会」
 @三鷹市公会堂光のホール




立川志の大『真田小僧
立川志の輔『千両みかん』
~仲入り~
     『大河への道』





奇蹟的にチケットを購入できたので、伺った。
今時往復ハガキで申し込み、抽選方式。
らしいと言えばらしいが...



三鷹市芸術文化センター落語会名物、Mモト氏の
「開演前の注意アナウンス」は、完全にスタンダード
になってしまい、失笑はそれほど起こらなかった。



『大河への道』は、初めて日本の地を測量し、地図を
作成した伊能忠敬の偉業を落語化した、正に「志の輔
らくご」全開の作品。



最後、如何に伊能忠敬が作成した地図が正確であっ
たか、CG等を駆使して証明する画像を見せてくれるの
だが、感心はすれど歓心はわかなかった。



以前から薄々感じていたのだが、私は志の輔師の
落語にあまり乗れないようだ。



それは極個人的な感興の問題であって、トルストイ
は偉大な作家であるが、それ程好きではない、とい
うのと同じである。



ただの客の分際で言うのは語弊があるかもしれないが、
志の輔師が、談志家元言うところの「立川流の最高傑
作」である、ということに異論はない。



今後志の輔師独演会チケット争奪戦に、積極的に参加する
ことはないだろう、と、昇太師の時と同じように、ぎゅう
ぎゅう詰めの駅までの臨時路線バスに乗りつつ思ったので
あった。