2018年6月30日
「立川談春独演会 2018」
@戸田市文化会館
『かぼちゃや』
『井戸の茶碗』
~仲入り~
『蒟蒻問答』
いつもは遠方のため、スルーしていた談春師
の地元、戸田市文化会館での独演会。
今回は多分精神的に飢餓状態にあったせいか、
チケットを買ってしまっていた。
埼京線に乗るのは実に初めてのことである。
その前に、赤坂の「ツッカベッカライカヤヌマ」
という、ドイツ菓子の「行列ができる店」で缶
入りクッキーを買う、というミッションがあった。
行列はなかったが、お目当ての一番小さい缶が
残っているのみだった。お値段は、1個1個に金箔
か砂金でも入っているのかいな、というようなお
値段。
さて戸田、である。
新宿駅で、昼食べようと思ってうろちょろしたら、
偶然西口広場で古書市が開催中だった。
他に何も用事がなければ、終日そこにいたかも
しれない。
19世紀のドイツ製の植物図譜、ほしかったな…
『井戸の茶碗』
~仲入り~
『蒟蒻問答』
いつもは遠方のため、スルーしていた談春師
の地元、戸田市文化会館での独演会。
今回は多分精神的に飢餓状態にあったせいか、
チケットを買ってしまっていた。
埼京線に乗るのは実に初めてのことである。
その前に、赤坂の「ツッカベッカライカヤヌマ」
という、ドイツ菓子の「行列ができる店」で缶
入りクッキーを買う、というミッションがあった。
行列はなかったが、お目当ての一番小さい缶が
残っているのみだった。お値段は、1個1個に金箔
か砂金でも入っているのかいな、というようなお
値段。
さて戸田、である。
新宿駅で、昼食べようと思ってうろちょろしたら、
偶然西口広場で古書市が開催中だった。
他に何も用事がなければ、終日そこにいたかも
しれない。
19世紀のドイツ製の植物図譜、ほしかったな…
さて乗るべき電車が何番線のホームだか分からない。
極度の方向音痴。あっち行ったりこっち行ったりして、
ようやく目的の電車に乗る。
ローカルな名前の駅が続くうち、「浮間船渡」という
駅名に風情を感じた。
その日は気温35℃前後の猛暑。酷暑。
駅から目的の戸田市文化会館までは微妙な距離がある。
そのせいか軽い熱中症になった。足も靴が合わず立ちっ
放しで我慢できないくらいに痛みを感じでいた。
初めての談春師地元の会場。
そう言えば、御弟子さんがいなくて、一番太鼓とか、
誰が叩いているのだろう。
頭は熱中症で煮詰まり、吐き気がしていた。
地元の会館での独演会、ということもありましょうが、
マクラはいつにもまして饒舌。
しかし私は早く帰りたいひっつめ髪。
ありもんの演目(←オイ)三席、ということも相俟って、
8割程度夢の中にいたような...
申し訳ございません...
しかし記録を見ると、2012年の時点で『かぼちゃや』
は、「この噺をやるのは珍しい」、と言っておられた
が、現時点で談春師がかけるスタンダード(十八番)の
演目になっている、ということだろうか...
生落語を聴いたことがほとんどない客にとって、今日
の演目は良かったかもしれない。しかしひねくれて徒
に年を重ねた客にとっては、親戚のおっさんが正月に
酔っ払ってクダまいてるようなもの。「あーあ、相変
わらずだねえ」というような…
意識朦朧とした状態の帰路。
再び埼京線に乗ると、浮間船渡の手前、荒川
のほとりに第一硝子の工場が見えて、その煙
突が切なくも愛しく思えた。