2018年1月6日
「玉川太福”月例”木馬亭独演会 第3回」
@浅草木馬亭
玉川太福・玉川みね子
『清水次郎長伝 「石松代参」』
『地べたの二人~おかずの初日』
~仲入り~
『陸奥間違い』
昨年11月に行われ、伺った「第1回」は、文化庁芸術祭
に参加していた回であった。
そして玉川太福さんは、平成29年度(第72回)文化庁芸術
祭賞新人賞を受賞された。大変に御目出度い。
御身内の方々は勿論、後援会の方々や、昔から応援して
いる方々は、どんなにうれしかったことだろう。
昨年7月に初めて太福さん&みね子師匠の口演を拝聴し
て吃驚・感激した私でさえこんなにうれしいのだから。
これは新年初回でもあり、馳せ参じなければ、と思い、
伺った。
まだ松の内の浅草寺はそれなりに混雑していた。
普段は初詣などしない、無宗教・無神論者で人間さえ
信用していないきらいのある私だが、超珍しく参拝な
どしてしまった。御神籤を引いたら大吉で、そこには
昨年までの自分自身に対しての慰撫であるかのような、
泣けるくらいに励まされる言葉が記されていた。
(こういうものは「受け取りよう」である)。
浅草木馬亭、裏を返す。前回、向かい側にある骨董屋(?)
が気になったので、少し真剣に陳列してある器を見てみ
たが、あまり目ぼしいものはなかった。
御祝い、ということで、大福とお酒が振る舞われたが、
奈良漬で顔が赤くなるレベルの下戸なのでお酒はパス。
大福美味しかったです。
受賞の経緯を熱く愉しく語った後、怒濤の三席。
とにかく格好良かった(やはりお着物の方が良い)。
みね子師匠も凛として素敵でした。
終演後、いつも律儀に外で客を見送って下さる太福さん。
これからどんな浪曲師になられていくのか、目が離せな
い。出来得る限り口演を拝聴したいものである。