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感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

立川志らく独演会@三鷹2017年7月

2017年7月8日
立川志らく独演会 夜の部」
 @三鷹市芸術文化センター 星のホール

 

立川志らべ『青菜』
立川志らく『二十四考』
~仲入り~
立川志らく『天災』『人情八百屋』



約半年振りくらいに志らく師の生高座を拝聴。
けっこう前の席だったので間近に見えたが、
何やら以前よりお若く見える。髪を染めてい
るとか色々あるだろうが、一番はTVに出演
する機会が増えたからだろうと察する。


しかし私は「馬鹿は隣の火事より恐い」とか
どーたらとか言われようが、ノンフィクション
(リアル)な志らく師より、フィクションを語(騙)
る落語家・志らく師の方が断然好きである。


談志エピソード満載のマクラはいつにも増して
面白かった。似たような噺で主人公も同じ(八五
郎)ということで、『二十四考』→『天災』の流れ。
こういう「関連付け」をして落語会の構成をする
ところは、流石「舞台の人」なのだな、と思う。


三席目は師匠談志が講談を元に創作した『人情八百屋』。
個人的に人情噺は苦手である(特に親子・夫婦もの)。
因みに昼の部は『洒落小町』『らくだ』の二席だった
ようだ。


すっかり落語界隈の一部で有名になってしまった三鷹市芸術
文化センター某氏の「開演前の注意事項アナウンス」。
内容は微に入り細に入るようになり、定着してきた。
喬太郎師や今回の志らべさんのように、落語家さんがマクラ
でいじるようになってきて、御本人にはプレッシャーになっ
てくるのではないかと、いらぬ心配をしてしまう。