Impression>Critique

感想ブログ~演芸(落語・浪曲・講談)etc.~

よってたかって一目上がり落語会

2013年4月20日
スペシャル・ロングバージョン
 よってたかって、一目上がり落語会
 ~数にまつわる落語8(エイト)」
 
@よみうりホール

 
 
『一目上がり』林家たけ平
『二番煎じ』瀧川鯉昇
『三遊亭天どん作・サンタ泥』
 春風亭一之輔
『四題噺』春風亭百栄
『刑務所の五人』三遊亭白鳥
~仲入り~
『六連銭』三遊亭兼好
『七段目』柳亭市馬
『富八』桃月庵白酒



珍しく「数にまつわる」というテーマがある、
素晴らしく贅沢な落語会。
土曜日の昼12:00から3時間半、というのは
中々に辛いものがあった。
でもこの顔づけで愉しくないわけがない。



特に一之輔→百栄(四題噺、って『芝浜』だし)→
白鳥、の三連発が壮絶で、面白過ぎてひきつけ起
こしそうになった。釜の蓋ならぬ、「ジャムの蓋
が開かない」ってwww



しかし仲入り時に思わず呟いてしまったが、隣の
夫婦のおかげで百栄師あたりから集中出来なくなっ
た。盛大に「くちゃくちゃ」音立てつつ、
草食動物のごとくもぐもぐガムを噛む男。仲入り後、
またガムを取りだして噛み始めたので、耐えきれず、



「気が散るのでくちゃくちゃガム噛むのやめてもら
 えませんか?」


と言ってみた。しかし男は連れの女に「はあ?何か
言ってるよ」と言ったきりまったく止めようとしな
い。



その席は不思議な「便座上」(分かる人には分かる)
で、その列は私とその夫婦しかいない。前の列に空
席があったので、余程その席に移ろうかと思ったが
果たせず。一列違うだけで、心ゆくまで楽しめたの
に…この怒りをどこにぶつけたらいいのやら…



それにつけても白鳥師と百栄師。いつも最高!です。